昨日、久々に顔を出したお客様宅にて
とても悲しい出来事を聞いてしまいました。
去年の暮れに建替えしていただいたお施主様が
この5月にお亡くなりになられていたとの事でした
だれにも連絡せず、ご家族だけでひっそりとお葬式を
あげられたとのお話でした。
あんなにお元気だったので、本当にびっくりしましたし
とても残念です。
思えばそのお施主様は初めてお会いしたのが92歳。
直接、お電話からのお問い合わせでご縁が出来たのですが、
お電話でのお声を聞いてる限りではとても92歳とは
思えない張りのあるお若いお声でした
「早く造ってくれ!こんなとこ(仮住まい)早く出たい!
仮住まいでおっちんだら(死んだら)どないすんねん!」
とか仰ってたのを昨日の事のように思い出します。
そのほかにもいろいろとお叱りを受けましたが
入居されてからお伺いした時に、とても健やかな表情で
「とても満足してるよ。ありがとう」と言っていただき、
すごくホッとしましたし、すご~~くうれしかったです。
娘さんから「もうあのウルサイのん聞かれへんで~」など
お話を聞けば聞くほど、たくさんの思い出で淋しさが募ります。
あのご年齢で建替えをご決断され、ご家族に新居を残される
という離れ業は、たくさんの苦労と共に公私とも成功を収められた
Y様だから出来ることと承知しております。短い期間でしたが、
本当にたくさん勉強させていただきましたし、尊敬しております。
Y様、ご冥福をお祈りいたします。